J1首位・神戸の元日本代表FW武藤嘉紀が15日、自身初の最優秀選手賞(MVP)獲得へ意欲を示した。兵庫・神戸市内でトレーニングを行い、「ここまで来たら絶対に負けられない。チームのためにプレーして(MVPに)選出してもらえたら、それほどうれ…
J1首位・神戸の元日本代表FW武藤嘉紀が15日、自身初の最優秀選手賞(MVP)獲得へ意欲を示した。兵庫・神戸市内でトレーニングを行い、「ここまで来たら絶対に負けられない。チームのためにプレーして(MVPに)選出してもらえたら、それほどうれしいことはない」と意気込んだ。
昨年はJ1リーグベストイレブンに選出されたが、リーグ初優勝の立役者となった同僚の同FW大迫勇也が22得点で得点王とMVPを受賞。「Jリーグの一年間のNO1選手になるのは難しいこと」と先輩の偉大さを感じながらも、今季はともに11得点で武藤が7アシスト、大迫が8アシストとMVP受賞の可能性はある。「まずはチームのためにタイトルを取って、その後に考えたい」と静かに闘志を燃やした。
神戸は連戦が続く過密日程だったが、リーグ戦、ACLE(アジア・チャンピオンズリーグ・エリート)は首位に立ち、天皇杯はG大阪との決勝(23日・国立)に勝ち上がった。G大阪戦は今季J1で1分け1敗と勝ちなし。それでも、武藤は「国立の地でしっかり神戸の強さを示して、どんな内容でも勝ちきりたい」と優勝を誓った。