J1神戸が15日、神戸市内で天皇杯決勝・G大阪戦(23日・国立競技場)に向けた公開トレーニングを行った。吉田孝行監督は「クラブとして胸(ユニホーム)の星も増えるし、大事な大会。結果的には優勝チームだけが残っていく。1位と2位は大きな差」と…

 J1神戸が15日、神戸市内で天皇杯決勝・G大阪戦(23日・国立競技場)に向けた公開トレーニングを行った。吉田孝行監督は「クラブとして胸(ユニホーム)の星も増えるし、大事な大会。結果的には優勝チームだけが残っていく。1位と2位は大きな差」と必勝を誓った。

 首位を走るJ1は、10日の東京V戦で後半追加タイムに追い付かれ1-1。しかし2位・広島が敗れ勝ち点差は3に広がった。次節にも優勝に手がかかるが「ちょっとしたところで勝ち点を失うし、勝てる試合も勝てない。いろんなことを毎回気付かされているが、この前の東京Vも、全員が分かっていないとダメ。もっとやらなきゃいけない」と課題が見つかったことを明かした。

 東京V戦でベンチを外れたFW大迫勇也、DF酒井高徳はこの日も別メニュー。しかし吉田監督は「確実なことは言えないが、2人とも大きなケガではなかったので、今のところは大丈夫」と天皇杯には復帰の可能性を示唆した。

 FW武藤嘉紀は東京V戦の引き分けに「落胆したし、切り替える難しさはあった」としながらも「幸い浦和が広島に勝って、自分たちはいい位置にいられたので、運も付いてきている」と前向きに捉えた。「この運を無駄にできないし、(天皇杯の)G大阪戦は絶対に負けられないし、前(8月17日のリーグ戦)のG大阪戦は、僕は途中で負傷交代してプレーできなかったので、国立で神戸の強さを示して勝ち切りたい」と力を込めた。