「尼崎ダイヤモンドカップ・G1」(15日、尼崎) 2号艇の宮地元輝(28)=佐賀・100期・A1=が1周2M差しで勝利し、通算35回目の優勝を22年9月の福岡・周年記念以来となる2回目のG1制覇で飾った。人気の1号艇、黒井達矢は2着に敗れ…

 「尼崎ダイヤモンドカップ・G1」(15日、尼崎)

 2号艇の宮地元輝(28)=佐賀・100期・A1=が1周2M差しで勝利し、通算35回目の優勝を22年9月の福岡・周年記念以来となる2回目のG1制覇で飾った。人気の1号艇、黒井達矢は2着に敗れ、3着には3号艇の定松勇樹が入り、3連単は1920円(6番人気)の決着となった。

 無風に近い穏やかなセンタープールの1周2M、マイしろたっぷりに繰り出した鋭角ターン。逃げを図る1号艇・黒井の懐へ、へ先をねじ込むと、BS並走。2周1Mを先制して勝負を決めた。今年5回目、そして07年6月のデビューから通算1000勝となる区切りのVゴールとなった。

 舟足には絶対の自信を持っていた。「ここ何年かで一番順調だった」とシリーズをリード。予選ラストの6着大敗で2位通過に甘んじたが、予選の全2勝も道中の抜きで白星を挙げ、レース足には自信はあった。

 これで優勝賞金1100万円を加算し、賞金ランキングは11位から8位にジャンプアップ。今節後はSG・チャレンジカップ(19~24日・下関)が控え、さらに年末のグランプリ(12月17~22日・住之江)を見据え「欲出ちゃいますね。金のヘルメットもかぶりたいし、38歳まだまだキャリアアップできる」ときっぱり。ダイヤモンドの輝きに負けない笑顔でファンにアピールしていた。