第43回大分国際車いすマラソン(大分県など主催)が17日、大分市内で開催される。パリパラリンピックの出場者13人を含む223人(海外13カ国・地域の58人を含む)がマラソン、ハーフマラソンにエントリーしており、世界記録の更新にも期待がかか…

 第43回大分国際車いすマラソン(大分県など主催)が17日、大分市内で開催される。パリパラリンピックの出場者13人を含む223人(海外13カ国・地域の58人を含む)がマラソン、ハーフマラソンにエントリーしており、世界記録の更新にも期待がかかる。

 マラソンには、パラリンピック男子車いすマラソンで銀メダルに輝いた金華(ジンホァ)選手(25)=中国=、銅メダルの鈴木朋樹選手(30)が出場する。女子も世界記録保持者で金メダルのカテリーヌ・デブルナー選手(29)=スイス=や、日本記録保持者の喜納翼選手(34)が出場する。

 一方、男子の金メダリストで世界記録保持者マルセル・フグ選手(38)=スイス=と、女子銅メダルのスザンナ・スカロニ選手(33)=アメリカ=は「コンディション不良」としてエントリー後に出場を辞退した。

 第1回大会からの43回連続出場は吉川勇選手(71)と原田耕一選手(67)=ともに大分県=、最年長は徳島県の工藤金次郎選手(98)で42回目、最年少は大分県の梶取春斗選手(14)と福岡県の和気佳汰選手(14)でともに初出場。いずれもハーフマラソンを走る。

 レースは17日午前10時にマラソンが、10時3分にハーフマラソンがそれぞれ大分県庁前をスタートし、ジェイリーススタジアム(大分市西浜)にゴールする。

 16日午後2時からは大分市中央町のガレリア竹町ドーム広場で開会式が開かれ、その後セントポルタ中央町までのアーケード内をパレードする。(高嶋健)