「ラグザス presents WBSCプレミア12」を戦う侍ジャパンが14日、1次ラウンド2~5戦目の舞台となる台湾に入った。広島から選出されている小園海斗内野手(24)は高校2年時以来の海外での試合に気合十分。16日・台湾戦は大アウェー…
「ラグザス presents WBSCプレミア12」を戦う侍ジャパンが14日、1次ラウンド2~5戦目の舞台となる台湾に入った。広島から選出されている小園海斗内野手(24)は高校2年時以来の海外での試合に気合十分。16日・台湾戦は大アウェーも予想される中、臨機応変に対応していく覚悟をにじませた。
大会初戦の快勝劇から一夜明け、日の丸ナインは足早に次なる決戦の地・台湾へと飛んだ。出だしから2安打1打点2盗塁の活躍を見せた小園は久々の海外でのプレーを前に「いろんなこと起きますし、全てアウェーなので、どうなるかも分からない。いろんなことが起こると思っていきます」と表情を引き締めた。
小園自身が海外で試合をするのは、高校2年時に選出され、カナダで行われた『2017 U-18ベースボールW杯』以来となる。その際は大会打率・378で下級生ながら打線をけん引。「1回あったのは雨で3時間待って、(試合が)再開したりとか」と当時の記憶を呼び起こしながら、苦手意識のない異国でのプレーに「まぁ頑張りますよ」と腕をまくった。
ここまで光っているのが積極的な走塁。大会初戦の13日・オーストラリア戦では初回に二盗、四回に三盗を成功させた。「僕は足が速い方ではない」と自己分析し、相手投手の傾向やクセを読むことに注力。その上で「勇気が1番大事なので、そこをどれだけ持てるかだと思う」と心得る。
9日の強化試合・チェコ戦から3戦連続で2番起用されており、「上位を任せてもらっているということは期待されていることだと思う。応えられるように頑張りたい」と気合も入っている。名古屋で生み出した勢いを台湾の地で加速させていく。