ロッテが国内FA権を行使したソフトバンク・石川柊太投手(32)の獲得に乗り出すことが14日、分かった。オリックス、ヤクルトが獲得に向けて動き出している中、巨人も阪神・大山、ソフトバンク・甲斐のダブル獲得を最優先しつつ状況次第で参戦する可能…
ロッテが国内FA権を行使したソフトバンク・石川柊太投手(32)の獲得に乗り出すことが14日、分かった。オリックス、ヤクルトが獲得に向けて動き出している中、巨人も阪神・大山、ソフトバンク・甲斐のダブル獲得を最優先しつつ状況次第で参戦する可能性があり、大争奪戦の様相を呈している。
ポスティングでの米大リーグ挑戦を目指す佐々木の穴埋めが急務になっているロッテにとって、通算56勝を挙げている経験豊富な右腕は理想的な存在と言える。
20年には11勝を挙げて最多勝と最高勝率の2冠を獲得。今季は15試合に登板して7勝2敗、防御率2・56と奮闘し、リーグ優勝に貢献した。本拠地・ZOZOマリンスタジアムとの相性もバッチリだ。武器とするパワーカーブは幕張特有の強風でさらに威力を増す。今季は3試合でZOZOマリンのマウンドに立ち、中継ぎ、先発を含め12回無失点に封じ込めた。佐々木が抜ける穴を十分にカバーできるだろう。
この日、FA宣言選手として9選手がコミッショナーから公示され、15日から全ての球団との交渉が可能となる。今季年俸1億2000万円(金額は推定)の石川は人的、金銭補償ともに発生しないCランクということもあり、人気が高まっている。ロッテ、そして宣言残留を認めているソフトバンクを含めた複数球団による争奪戦が今後、本格化していく。