◆大相撲 ▽九州場所5日目(14日・福岡国際センター) 大関・琴桜(佐渡ケ嶽)が節目の通算600回出場の節目を白星で飾った。業師の西前頭2枚目・宇良(木瀬)を相手に右をのぞかせると前進。相手に何もさせずに押し出した。ここ1年は3勝3敗だった…

◆大相撲 ▽九州場所5日目(14日・福岡国際センター)

 大関・琴桜(佐渡ケ嶽)が節目の通算600回出場の節目を白星で飾った。業師の西前頭2枚目・宇良(木瀬)を相手に右をのぞかせると前進。相手に何もさせずに押し出した。ここ1年は3勝3敗だった難敵を退け4勝目。「目の前の一番に集中していけたと思います」と、うなずいた。

 大関陣は豊昇龍(立浪)が無傷5連勝、琴桜と新大関の大の里(二所ノ関)が4勝1敗と、いずれも好調を維持して序盤の5日間を終えた。ただ琴桜は「(他の)人は関係ないので、変わらずやっていくだけですね」と自らに集中することを強調した。

 八角理事長(元横綱・北勝海)は「重たい勝ち方をした。どっしりしている。怖がらず前に出ていった。(3日目に)負けて開き直ったかな。こういう相撲を取っていけばいいこともある。こういう意識でね。右を差せたのが大きい」と評価していた。