「女子ゴルフ・大王製紙エリエール・レディース・第1日」(14日、エリエールGC松山=パー71) 今季限りでのツアー撤退を表明している上田桃子(38)=ZOZO=は1バーディー、2ボギー、2ダブルボギーの76と苦戦。ホールアウト時点では通算…
「女子ゴルフ・大王製紙エリエール・レディース・第1日」(14日、エリエールGC松山=パー71)
今季限りでのツアー撤退を表明している上田桃子(38)=ZOZO=は1バーディー、2ボギー、2ダブルボギーの76と苦戦。ホールアウト時点では通算5オーバーの暫定90位と出遅れた。
序盤からバーディーチャンスを決めきれない展開が続き、インから出たこの日は17番までパーを並べた。流れをつかめないまま迎えた18番パー4では痛恨のダブルボギー。折り返して2番でも2度目のダブルボギーをたたくなど、苦戦が続いた。
ホールアウト後、上田は悔しさがにじんだ表情で「自分自身で『泥くさくいきたい』と昨日言っておいて、逆に『泥くさく』ってどんな感じだったのかな、みたいな感じで。なかなかそうできていないというか、やっぱり頭で考えてやってしまう部分がすごくある。ずっと(良い)感覚が出ないなと思いながらやっていた」と振り返った。
ツアー撤退表明後は多くの後輩たちが、第一線を退く上田に応援や激励を送っている。この日は同学年で19年にツアーを撤退した通算9勝の諸見里しのぶが、コースに来場。上田は「うれしい。数年前は自分が逆だった。しのぶの最後を見に行ったりしていたので、まさか今日来てくれるとは思わなくて」とかつての戦友に感謝していた。
ツアー最終戦のリコーカップに出場するためには、今大会で8位以上の成績が求められる。厳しい初日にはなったが、巻き返しの2日目へ「歓声を出してもらうことが少なかったので、明日は1個でも多く出してもらえるように。バーディー取ることだけを考えていきたい」と話した。