◆第41回マイルCS・G1(11月17日、京都・芝1600メートル)=11月14日、栗東トレセン 感謝の思いを胸にG1の大舞台に挑む。田口貫太騎手(20)=栗東・大橋勇樹厩舎=は今回が4度目のG1騎乗だが、師匠である大橋勇樹調教師の管理馬で…

◆第41回マイルCS・G1(11月17日、京都・芝1600メートル)=11月14日、栗東トレセン

 感謝の思いを胸にG1の大舞台に挑む。田口貫太騎手(20)=栗東・大橋勇樹厩舎=は今回が4度目のG1騎乗だが、師匠である大橋勇樹調教師の管理馬で参戦するのは初めて。「師匠とともに初めてのG1。すごく感謝していますし、少しでもいい結果を残せれば」と気合をみなぎらせた。

 コンビを組むのはニホンピロキーフ(牡4歳、父キタサンブラック)。「オーナーにはよく乗せていただいていますし、ニホンピロウイナーの血も入っている」と鞍上が言うように、3代母ニホンピロポリーナの父ニホンピロウイナーは、1984、85年のマイルCSを連覇。当レースとゆかりの深い血統だ。

 キーフも京都のマイル戦で2勝クラスを勝ち、今年4月の読売マイラーズCでソウルラッシュ、セリフォスに次ぐ3着に入った得意コース。「京都の1600メートルは合っているので、ある程度の位置でリズム良く運びたい」と大一番へのイメージを膨らませた。

 昨年8月の1勝クラス(2着)で手綱を執って以降、今回で12戦連続のコンビ。絆の深さは他陣営に負けない武器だ。最多勝利新人騎手に輝いた昨年の35勝をすでに上回る37勝を今年マークしている若武者。初のJRA重賞制覇をG1で飾れば、師匠をはじめとする関係者らへの何よりの恩返しになる。