◆大相撲 ▽九州場所4日目(13日・福岡国際センター) 関脇・霧島(音羽山)が初日から4連敗を喫した。小結・若元春(荒汐)との一番は立ち合いから突っ張ったが、押し込めなかった。相手得意の左差しを許し、追い込まれた土俵際で苦し紛れのいなしも不…

◆大相撲 ▽九州場所4日目(13日・福岡国際センター)

 関脇・霧島(音羽山)が初日から4連敗を喫した。小結・若元春(荒汐)との一番は立ち合いから突っ張ったが、押し込めなかった。相手得意の左差しを許し、追い込まれた土俵際で苦し紛れのいなしも不発。そのまま押し出された。「まっすぐ当たっていい当たりをしたと思うけど、途中から差されてしまった」と悔しそうに振り返った。

 大関から関脇に落ちた名古屋場所は8勝、秋場所は12勝。今場所13勝以上を挙げれば、大関昇進目安とされる「三役で直近3場所33勝」に届いたが、3日目終了時点で早くもその可能性はついえていた。それどころかいまだに白星はなく、トンネルを抜け出せずにいる。「一緒懸命にやっているつもりだが、途中でおかしくなった」と霧島。「ここら戻せば大丈夫。何があるかわからない。これから全勝の可能性もあるので、しっかり相撲を取っていきたいです」と強がる言葉がむなしく響いた。

 八角理事長(元横綱・北勝海)は「自信をなくしているということ。稽古しかないでしょう」と指摘していた。