静岡県沼津市は12日、パリ・パラリンピックで金メダルに輝いた車いすラグビー日本代表の若山英史選手(39)に市民栄誉賞を贈った。受賞は1992年のバルセロナ五輪競泳で金メダルを獲得した岩崎恭子さん以来2人目。 市役所の玄関前では市職員約20…
静岡県沼津市は12日、パリ・パラリンピックで金メダルに輝いた車いすラグビー日本代表の若山英史選手(39)に市民栄誉賞を贈った。受賞は1992年のバルセロナ五輪競泳で金メダルを獲得した岩崎恭子さん以来2人目。
市役所の玄関前では市職員約200人が若山選手を拍手で出迎えた。授賞式で頼重秀一市長は「金メダル獲得の偉業は沼津市民の誇りであり、夢と活力を与えてくれた」と表彰盾と褒賞金30万円を贈った。市議会も特別表彰を授与し、高橋達也議長がブロンズ像などを贈った。
若山さんは「大変光栄で、パラスポーツの力で沼津市の発展に貢献したい」と語った。4年後のロサンゼルス・パラリンピックをめざすことを明言し、「夢や目標はいくつになっても信念を持って継続すればかなう」と話した。
若山選手はロンドン・パラリンピックから4大会連続で出場し、リオデジャネイロ、東京の両大会で銅メダルを獲得した。(南島信也)