「第53回三井ゴールデン・グラブ賞」の受賞者が12日、発表された。巨人からセ・リーグ最多となる4人が受賞。二塁手部門の吉川尚輝内野手(29)は、両リーグ最多232票で初選出となった。 「プロ野球に入ってから、ずっと目指していた賞なので受賞…

 「第53回三井ゴールデン・グラブ賞」の受賞者が12日、発表された。巨人からセ・リーグ最多となる4人が受賞。二塁手部門の吉川尚輝内野手(29)は、両リーグ最多232票で初選出となった。

 「プロ野球に入ってから、ずっと目指していた賞なので受賞出来て、本当にうれしいです」

 球団で4人の選出は13年以来で、内野手3人の同時受賞は90年(一塁・駒田徳広、三塁・岡崎郁、遊撃・川相昌弘)以来34年ぶりだ。58失策はリーグ最少。特に吉川は全143試合にスタメン出場し5失策、守備率・994と圧倒的な存在感でリーグ優勝に貢献した。

 球団として二塁手部門での受賞は、02年の仁志敏久以来22年ぶりの快挙となった。「たくさんの人に感謝したい。また来年、再来年と選んでいただけるように頑張ります」。リーグ連覇、悲願の日本一に向け、吉川の鉄壁な守備力が欠かせない。