サッカー元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタの引退試合(午後2時キックオフ)が、12月15日に東京・味の素スタジアムで開催されることが12日、発表された。 同引退試合はスペイン1部リーグの伝統の一戦、バルセロナとRマドリードの「エル・…

 サッカー元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタの引退試合(午後2時キックオフ)が、12月15日に東京・味の素スタジアムで開催されることが12日、発表された。

 同引退試合はスペイン1部リーグの伝統の一戦、バルセロナとRマドリードの「エル・クラシコ」を、各クラブの出身選手が出場する形で日本初開催される。

 10月に引退を表明し、22年間の現役生活に幕を閉じたイニエスタ。日本での5年間のプレーを経て輝かしいキャリアを締めくくり、「日本の人々への深い感謝をもう一度表現したい」という思いから、“第2の故郷”である日本をサッカー人生の最後の舞台に選んだ。

 試合は「バルセロナ レジェンド vs Rマドリード レジェンド」として開催される。OB戦とはいえ両クラブが日本で対戦するのは日本初。リバウド、ルイス・フィーゴらバロンドール受賞者をはじめ、盟友のシャビ・エルナンデス、ロベルトカルロス、カシージャス、マスチェラーノら、バルセロナとRマドリードの黄金期を築いた世界的レジェンドが集結する。

 イニエスタは12歳からバルセロナ下部組織で育ち、2002年にプロデビュー後は欧州チャンピオンズリーグを4度制覇。スペイン代表では10年南アフリカW杯決勝・オランダ戦で母国を初優勝に導く決勝点を挙げた。18年にJ1神戸へJリーグ史上最高額の推定年俸32億5000万円で加入。19年から主将を務め、天才的な足元の技術で魅了した。

 40歳のイニエスタは7年ぶりにバルセロナのユニホームに袖を通し、日本のファンに最後の雄姿を見せる。