「おかやまマラソン2024」が10日、開かれた。快晴の空の下、約1万6600人のランナーが秋の岡山路を駆け抜けた。 コースは、岡山市北区のジップアリーナ岡山前がスタートで、シティライトスタジアムがゴール。フルマラソン(42.195キロ)に…

 「おかやまマラソン2024」が10日、開かれた。快晴の空の下、約1万6600人のランナーが秋の岡山路を駆け抜けた。

 コースは、岡山市北区のジップアリーナ岡山前がスタートで、シティライトスタジアムがゴール。フルマラソン(42.195キロ)に1万5347人、ファンラン(5.6キロ)に1269人が出場した。

 スタート前、1992年バルセロナ五輪の女子マラソン銀メダリストで、スペシャルアンバサダーを務める有森裕子さんがあいさつ。「最高の笑顔でゴールを目指してください」と呼びかけた。

 午前8時45分に号砲が鳴ると、ランナーたちは一斉にジップアリーナ岡山前を飛び出した。コース沿道には約13万人(主催者発表)が詰めかけ、声援を送った。

 フルマラソンの男子1位は2時間20分6秒を記録した高山直哉さん(MORE)。2位は豊田紘大さん(岡山商大付AC)、3位は田中佑樹さん(浜松委托運送)だった。

 女子1位は2時間45分21秒の冨井菜月さん(東京陸協)。2位に篠崎理紗さん(T・T―AC)、3位に上野智賀さん(team F.O.R)が入った。

 完走者数は1万3576人(完走率は88.5%)だった。

 ファンランで、トップでゴールした岡山市北区の波多野恵信さん(39)は「沿道の応援もすごく多くて、本当に気持ちよく走れました」と話した。

 ファンランにエントリーしたのは3回目という総社市の友野和恵さん(57)は「沿道の方たちが声をかけてくれるのが楽しみ」と笑顔をみせた。

 12年ロンドン五輪の女子マラソン代表、重友梨佐さん(37)がゲストランナーで参加。重友さんは「いい大会だね、また来たいという声をもらうのがすごく自慢です」と話していた。(北村浩貴)