バスケットボールの第77回全国高校選手権大会(ウインターカップ)奈良県予選の決勝が10日、奈良市のロートアリーナ奈良であった。女子は、奈良文化が奈良女子を77―43で破って、12年連続32回目の優勝。男子は、天理が奈良育英を72―70で制…
バスケットボールの第77回全国高校選手権大会(ウインターカップ)奈良県予選の決勝が10日、奈良市のロートアリーナ奈良であった。女子は、奈良文化が奈良女子を77―43で破って、12年連続32回目の優勝。男子は、天理が奈良育英を72―70で制し、6年ぶり4回目の頂点に立った。両校は、12月23日に東京で開幕する全国大会に出場する。
女子の決勝で奈良文化の選手たちは、持ち味のスピード感がある守備で相手の攻撃を止め、点差を広げていった。
それでも、川崎弘策監督(50)は「キレのある守備ができたのはよかったけど、シュートミスが目立った。まだまだ全国だと通用しないので、この試合をナイスゲームとは言えない」と振り返った。
主将の今別府萌乃選手(3年)は「全国大会はシュート力が格上の相手がそろっている。細かい動作を再確認して、ベスト8を目標にがんばりたい」と話した。
男子の決勝は、第2クオーターの終了時点で奈良育英がリードする展開。後半が始まる前、天理の近藤大祐監督(37)は選手たちに、「ドリブルをしている選手にプレッシャーをかける守備」と「臨機応変な攻撃」をするよう伝えた。
第4クオーターで、3点シュートを決めた竹村亮祐選手(3年)は「冷静に、迷わずプレーするように意識した。全国はレベルが違う。攻守が入れ替わるタイミングを特に練習したい」と話した。(佐藤道隆)