第104回全国高校ラグビー大会宮崎県予選は10日、宮崎市のひなた県総合運動公園ラグビー場で決勝があり、高鍋が日向を47―0で完封。14年連続37回目の優勝を飾った。高鍋は12月27日に大阪府東大阪市の花園ラグビー場で開幕する全国大会に出場…

 第104回全国高校ラグビー大会宮崎県予選は10日、宮崎市のひなた県総合運動公園ラグビー場で決勝があり、高鍋が日向を47―0で完封。14年連続37回目の優勝を飾った。高鍋は12月27日に大阪府東大阪市の花園ラグビー場で開幕する全国大会に出場する。

 高鍋は前半2分、敵ゴール前のラックからFW石川晄ノ介選手がトライし先制。その後、日向に攻め込まれる時間帯が続いたが、前半終了間際に再びラックからトライを決めるなど14―0で折り返すと、後半は5トライ4ゴールで圧倒した。

 力を発揮したのが、レギュラーの平均体重が95キロを超すという「高鍋史上最重量」のFW陣だ。雨でボールが滑りやすい天候を考慮し、土屋心和選手のキックで陣地を回復すると、FW陣が体格差を生かしたモールやラックで前進した。

 「ピンチが続いたけど流れを持ってこれた」と田村武士主将。檜室秀幸監督は「なかなか大きなFWがそろうことはないので、守備を磨いて(花園では)ベスト8に入りたい」と語った。(中島健)