「明治安田J1、浦和3-0広島」(10日、埼玉スタジアム) 2位広島は23本のシュートを打ち込むも最後までゴールを奪えず、浦和に敗れた。優勝を争うシーズン終盤で痛恨の3連敗。前半45分に先制点を奪われた場面について、DF中野就斗(24)は…
「明治安田J1、浦和3-0広島」(10日、埼玉スタジアム)
2位広島は23本のシュートを打ち込むも最後までゴールを奪えず、浦和に敗れた。優勝を争うシーズン終盤で痛恨の3連敗。前半45分に先制点を奪われた場面について、DF中野就斗(24)は「今日に関しては僕のミスから失点してしまった」と悔やんだ。
前半から広島が試合を支配しながらも得点を奪えずにいた中、0-0で迎えた前半終了間際、中野に悪夢が待っていた。前線で走り出していた浦和のMF松尾を狙ったボールをクリアしようと右足を伸ばしたが、触ることができずにボールは松尾のもとへ。そのまま松尾にゴールを決められてしまい、中野は両手で頭を抱えた。「クリアしようとしたんですけど、普通にボール処理を誤ってしまった。個人の問題」と責任を背負った。
夏場にクラブ新となる7連勝を記録し一時は首位に立ったが、連敗を喫した前節に首位から陥落。中野は「焦りというか、こういう優勝争いはなかなかサッカー人生できないものだと思う。やっぱり勝ちたい勝ちたいという欲がチーム全体にありますし、それがなかなか結果についてこなくて苦しい思いっていうのはチーム全員でしていると思う」と本音を打ち明けた。
ただ、首位の神戸が試合終了間際に追いつかれたため、広島との勝ち点差は1試合分の3にとどまった。中野は「ここで神戸さんが同点に終わったのは意味があると思う。ここで耐えてあと2試合死ぬ気で自分自身もう一回何ができるのか考えながら、チームのために戦いたい」と前を向いた。