「プロレス・東京女子」(9日、シアトル) プリンセス・オブ・プリンセス王者の渡辺未詩の防衛戦に暗雲が垂れ込めた。 16日・大阪大会でザラ・ザッカーの挑戦を受ける渡辺は、セミファイナルで中島翔子と組んで愛野ユキ、ザッカー組と対戦したが、RK…
「プロレス・東京女子」(9日、シアトル)
プリンセス・オブ・プリンセス王者の渡辺未詩の防衛戦に暗雲が垂れ込めた。
16日・大阪大会でザラ・ザッカーの挑戦を受ける渡辺は、セミファイナルで中島翔子と組んで愛野ユキ、ザッカー組と対戦したが、RKOからコントロールZとたたみかけられて16分43秒、エビ固めで3カウントを許した。
今夏のシングルトーナメント「第11回東京プリンセスカップ」でもザッカーに敗れている渡辺は「完全にシアトルの気持ちにもっていかれた?分かんない!未詩が弱いかもしれない…」と意気消沈。最後は「16日は負けない!」と気丈に振る舞ったが、頂点王座が海外流出の危機を迎えている。
◇ ◇
メインでは山下実優と伊藤麻希の121000000(ワン・トゥー・ミリオン)がプリンセスタッグ王座の防衛戦を行い、バートビクセン、ニコル・マシューズ組の挑戦を退けた。
ワンミリは昨年3月に同王座を戴冠したが、米国での初防衛戦で敗れ、2週間弱の天下に終わっている。今回も初防衛戦が米国となったが、24分5秒、山下がスカルキックからの片エビ固めでマシューズにフォール勝ちした。
伊藤は「今日もし負けていたら本当のトラウマになっていたと思うけど、勝ったし、たぶんもう払拭できたから、そんなの忘れていた」と説明。「10回防衛できなかったら解散」と明言していた山下は「めっちゃ防衛して殿堂入りしましょう」と、永久防衛に自信を深めていた。
東京女子の次回米国大会は来年4月18日(現地時間)、ラスベガスのパームス・カジノ・リゾート内パール・シアターで、東京女子の米興行史上最大のスケールで開催される予定だ。