第103回全国高校サッカー選手権大会群馬県大会の決勝が9日、前橋市のアースケア敷島サッカー・ラグビー場であった。前橋育英が延長の末、初優勝を狙った共愛学園を3―0で破り、4年連続27回目の優勝を果たした。前橋育英は群馬県代表として12月2…
第103回全国高校サッカー選手権大会群馬県大会の決勝が9日、前橋市のアースケア敷島サッカー・ラグビー場であった。前橋育英が延長の末、初優勝を狙った共愛学園を3―0で破り、4年連続27回目の優勝を果たした。前橋育英は群馬県代表として12月28日開幕の全国大会に出場する。
前橋育英は前半から何度も好機を作ったが、共愛学園のGK佐藤明珠(めいじゅ)選手(3年)を中心とした粘り強い守備に阻まれ、無得点のまま延長戦に。
延長前半、攻撃参加したDF滝口真大(まきと)選手(2年)がペナルティーエリア内からシュートを決め、先制した。その後、いずれも途中出場したFWオノノジュ慶吏(ケリー)(3年)、FW大岡航未(2年)の2選手も得点し突き放した。
試合後、先制点を挙げた前橋育英の滝口選手は「3年生をまだまだ引退させない、という気持ちでプレーしてきた。チームに貢献できてうれしい」。前橋育英は今夏の全国高校総体群馬県予選の準決勝で共愛学園に敗れており、石井陽(はる)主将(3年)は「夏に負けた悔しさと、今大会絶対勝つんだという思いが試合で表現できていた。全国でも最高の結果を残したい」と喜びを語った。(中沢絢乃)