高校野球経験者らによる「マスターズ甲子園2024」(全国高校野球OBクラブ連合主催、朝日新聞社共催)が9日、阪神甲子園球場で開幕した。長野県代表で初出場の東海大諏訪OBチームは沖縄県代表の那覇商OBチームと対戦し、7―3で勝った。3回まで…

 高校野球経験者らによる「マスターズ甲子園2024」(全国高校野球OBクラブ連合主催、朝日新聞社共催)が9日、阪神甲子園球場で開幕した。長野県代表で初出場の東海大諏訪OBチームは沖縄県代表の那覇商OBチームと対戦し、7―3で勝った。3回までは34歳以下、4回以降は35歳以上の大会規定に沿って、ベンチ入りした21歳から63歳までの選手47人全員が出場する総力戦となり、13安打に5盗塁の活発な攻撃力と8投手の小刻みな継投で快勝した。長野県代表は2018年の初参戦に県選抜チームが出場して以来、通算4度目、単独チームとしては21年の松商学園に次いで2度目の出場だった。

 東海大諏訪は1点を追う一回裏、瀬畑の二塁打と暴投で得た2アウト三塁に高野が左前に同点安打。3回には右前安打の先頭・増澤啓が二盗に次ぐ三盗と捕手の三塁悪送球で生還して勝ち越し、さらに宮下史の適時三塁打などで計3点をあげた。1点差とされた五回裏には、大槻の適時打などで2点、6回には一ノ瀬の適時二塁打で1点を加えて那覇商を突き放した。

 選手兼任の真田健監督は「現役時代には厳しかった上下関係の壁をなくしたチームが結束して聖地甲子園で挙げた勝利の味は格別。現役チームに刺激を届けられたと思う」と話した。