サッカー日本フットボールリーグ(JFL)で首位に立つ栃木シティフットボールクラブ(栃木県栃木市)が、J3昇格に近づいている。JFL昇格1年目ながら攻撃的なサッカーで躍進。残りは3試合で、早ければ10日の試合で優勝が決まり、自動昇格の権利を…
サッカー日本フットボールリーグ(JFL)で首位に立つ栃木シティフットボールクラブ(栃木県栃木市)が、J3昇格に近づいている。JFL昇格1年目ながら攻撃的なサッカーで躍進。残りは3試合で、早ければ10日の試合で優勝が決まり、自動昇格の権利を手にする。昇格には入場者数などの条件もある。
J3に昇格するには2位以内に入る必要があり、1位は自動昇格し、2位はJ3チームとの入れ替え戦を戦う。そのほかホームの1試合平均入場者数2千人以上、年間の入場料収入1千万円以上といった条件をクリアしなければならない。
栃木シティFCは10月末のJリーグ理事会で、条件を満たした上でのJ3入会が認められた。入場料収入1千万円以上の昇格条件は達成しており、残る条件は成績と1試合平均入場者数だ。
成績は、2日の試合の勝利で17勝4敗6分けの勝ち点57とし、2位以内が確定した。2位の高知ユナイテッドSCとは勝ち点5差。10日の敵地でのブリオベッカ浦安戦で勝利し、高知が引き分け以下なら、優勝が決まる。
ホームの1試合平均入場者数は現在1993人。ホーム最終戦の会場は、約5千人収容のシティフットボールステーション(栃木市)から約2万5千人収容のカンセキスタジアムとちぎ(宇都宮市)に変更され、17日に行われる。平均2千人の条件達成には2095人必要で、この日は県民5千人を無料招待する。
地元での2日の沖縄SV戦では4―3と競り勝って15戦無敗。今矢直城監督は「チームに勢いがある」。次戦に向けてDF奥井諒(りょう)選手は「僕らのサッカーをするだけ」と話した。(上嶋紀雄)