第104回全国高校ラグビー大会の和歌山県大会決勝が9日、和歌山市の紀三井寺公園陸上競技場であった。近大和歌山が24―12で熊野を破り、4年連続6回目の全国大会出場を決めた。12月27日に大阪府の東大阪市花園ラグビー場で開幕する全国大会に出…

 第104回全国高校ラグビー大会の和歌山県大会決勝が9日、和歌山市の紀三井寺公園陸上競技場であった。近大和歌山が24―12で熊野を破り、4年連続6回目の全国大会出場を決めた。12月27日に大阪府の東大阪市花園ラグビー場で開幕する全国大会に出場する。

 近大和歌山は前半11分、伊藤吏雄選手(1年)が先制のトライ。対する熊野は26分、沖田瑛都選手(2年)がトライを奪うと、ゴールも決まって逆転した。31分には月本優太選手(2年)もトライを決め、前半は熊野が12―5と7点リードで折り返した。

 だが後半に入り近大和歌山が同点に追いつくと、25分に山崎功士朗選手(1年)が勝ち越しのトライ。さらにその後1トライ1ゴールを奪い、点差を広げた。

 近大和歌山の田中珂偉主将(3年)は「リードされても焦ることなく、チーム全体がつながって戦えば必ず勝てると信じていた」と振り返った。田中大仁監督は「後半もペースが落ちずに走り続けたことが得点につながった。悲願の花園1勝を成し遂げたい」と話した。(大野博)