◆男子プロゴルフツアー 三井住友VISA太平洋マスターズ 第3日(9日、静岡・太平洋C御殿場C=7262ヤード、パー70) 首位と6打差の16位から出た河本力(大和証券)が7バーディー、2ボギーの65で回り、通算7アンダーで首位と2打差の4…

◆男子プロゴルフツアー 三井住友VISA太平洋マスターズ 第3日(9日、静岡・太平洋C御殿場C=7262ヤード、パー70)

 首位と6打差の16位から出た河本力(大和証券)が7バーディー、2ボギーの65で回り、通算7アンダーで首位と2打差の4位に浮上した。前半は37と落とすも、後半9ホールで7バーディーを奪取。ハーフ「28」のツアータイ記録をマークし、優勝争いに名乗りを上げた。「前半に比べて、後半のパットは明らかに入っていた」とグリーン上が好調な一日となった。

 前半は3、4番で連続ボギーをたたき、苦しい展開となった。転機は6番。ティーショットを右林に打ち込み、レイアップを選択した。パーパットは2メートルを残したが、これを沈めて「いいパーを取れたのは大きかった。それが後半にもつながった」。10番でピン下6メートルの真っすぐのラインを沈めて、最初のバーディー。12番まで3連続とした。15番(342ヤード)では1オンを狙い、グリーン左手前に外したものの、アプローチを2メートルに寄せてスコアを伸ばした。17、18番も連続バーディーとし、ハーフ「28」のビッグスコアを打ち立てた。

 2022年には大会コース記録の63をマークするなど、御殿場との相性の良さを感じている。「飛距離が生かせるし、ドライバーも他のゴルフ場に比べて持つことができるので、気持ちいい」。今季の平均飛距離は320・58ヤードで堂々トップ。「全力を尽くして、できることだけに集中したい」と持ち味のダイナミックなゴルフで、2年ぶりとなるツアー3勝目を目指す。