日本体操協会は8日、2028年ロサンゼルス五輪に向けた各部門の強化本部長を決定し、体操女子は21年東京五輪銅メダリストの村上茉愛さん(28)を選出した。強化本部長制度導入後、最年少での就任となる。男子は徳洲会でパリ五輪3冠の岡慎之助らを指…

 日本体操協会は8日、2028年ロサンゼルス五輪に向けた各部門の強化本部長を決定し、体操女子は21年東京五輪銅メダリストの村上茉愛さん(28)を選出した。強化本部長制度導入後、最年少での就任となる。男子は徳洲会でパリ五輪3冠の岡慎之助らを指導してきた村田憲亮氏の就任が決まった。新体操は村田由香里さん(留任)、トランポリン男子は人見雅樹氏、女子は丸山章子さん(留任)に決まった。

 日本女子は今夏のパリ五輪でエースを欠く中で異例の4人で臨み、団体8位入賞を果たした。体操協会はロス五輪に向けて各種別の強化本部長を公募。さらなる飛躍に向けて東京五輪種目別・床運動で日本女子個人種目初のメダルとなる銅メダルを獲得、世界選手権でも17年種目別・床で日本女子64年ぶりメダルとなる金メダル、18年個人総合銀メダル、21年床の金メダルと近年の日本女子で群を抜く実績を残してきた村上さんに白羽の矢が立った。