アストロズで好投を見せた菊池への各球団の関心は高いようだ(C)Getty Images メジャー6年目のシーズンを終え、アストロズからFAとなっている菊池雄星。今オフのFA市場でも大きな注目を集める1人だ。 7月にブルージェイズからアストロ…

アストロズで好投を見せた菊池への各球団の関心は高いようだ(C)Getty Images

 メジャー6年目のシーズンを終え、アストロズからFAとなっている菊池雄星。今オフのFA市場でも大きな注目を集める1人だ。

 7月にブルージェイズからアストロズにトレード移籍、新天地では10試合に登板し5勝1敗と、先発ローテの一角として安定したパフォーマンスを残した。チームのプレーオフ敗退決定以降、日本人左腕の去就が話題となってきており、ストーブリーグが幕を開けた現在も、現地メディアでは連日のように菊池の名前が報じられている。

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 スポーツサイト『CLUTCH POINTS』でも現地時間11月7日(日本時間8日)、菊池の動向を論じるトピックが配信された。その中では、アストロズとの再契約の可能性について言及。米メディア『New York Post』の記者、ジョン・ヘイマン氏のレポートを引用し、多額の費用が掛かることを理由に「アストロズの引き留めは難しいようだ」と伝えている。

 その上で、『CLUTCHPOINTS』では菊池に対し、他球団からもアプローチが確実に行われると予想し、「ベテラン左腕先発のユウセイ・キクチは、どの球団も欲しいと思う選手だ」と指摘。さらに今季後半を振り返り、「彼はローテーションの中盤に入っても安定した投球を見せることができることを証明した。勝ち続けるチームに加入して良い成績を残すのは簡単なことだが、それでもキクチの素晴らしいシーズンは称賛に値する」と綴っている。

 加えて、「ヘイマンの別のレポートでは、カブスが投手獲得に注力しているチームとして挙げられている」とも説明。今永昇太が来季もエース級の活躍が見込めるとして、「マックス・フリードやコービン・バーンズのような大物に資金を集中せず、キクチのような選手を獲得する方が賢明で、ピート・アロンソのような打者への資金を温存できる可能性がある」などと今オフの補強についての見解を示している。

 また、アストロズがプレーオフで敗れたタイガースも、菊池の移籍先の候補に挙げられるとしており、「トップクラスの左腕、タリク・スクーバルにアストロズは抑え込まれた。もしキクチがそのグループに加われば、タイガースにとって大きな強化となる可能性がある」と見通している。

 シーズン後半で残したインパクトにより、今オフの注目株となっている菊池。メジャー7年目となる来季、果たして何色のユニフォームを着ることになるのだろうか。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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