「プロレス・全日本」(9日、後楽園ホール) マット界の年末の風物詩「世界最強タッグ決定リーグ戦」の前日記者会見が8日、都内のホテルで開かれ、出場14組25人が出席した。真霜拳號のパートナーの関本大介、立花誠吾のパートナーの黒潮TOKYOジ…
「プロレス・全日本」(9日、後楽園ホール)
マット界の年末の風物詩「世界最強タッグ決定リーグ戦」の前日記者会見が8日、都内のホテルで開かれ、出場14組25人が出席した。真霜拳號のパートナーの関本大介、立花誠吾のパートナーの黒潮TOKYOジャパン、サイラスのパートナーのハートリー・ジャクソンは欠席した。
Bブロックの出場者は次の通り。
◇宮原健斗、デイビーボーイ・スミスJr.組
◇諏訪魔、鈴木秀樹組
◇青柳優馬、阿部史典組
◇本田竜輝、綾部蓮組
◇佐藤光留、宮本裕向組
◇黒潮TOKYOジャパン、立花誠吾組
◇サイラス、ハートリー・ジャクソン組
諏訪魔組、青柳組、佐藤組と「バカの世界」所属チームが集中しており、青柳は「メンバーが濃くて困っているんですよね。バカと化け物しかいないみたいな感じのBブロック、Bなんじゃないかな」と自虐しつつ「集大成の最強タッグをアベヤギで締めて、思い切りバカと叫んで終わりたい」と決意表明したが、その後にサプライズ発表が待っていた。
鈴木は「1カ月ほどバカの時代6人で何度もミーティングを重ねてきました。その中で一つの結論に達しました。今回の最強タッグ、鈴木と諏訪魔はバカの時代を離脱いたします。そして新チームを結成します」と切り出し、諏訪魔は「新チームはエボリューションです。以上」と宣言。2人でエボリューションのTシャツを披露した。
鈴木は「つい昨日も集まって話したけどそういう形が一番いいんじゃないかと」と主張したが、青柳は「初耳なんですけど」、阿部は「話し合いは重ねてない」、宮本は「光留さんが言うには、宮本さんも阿部さんもいなかったと」と、鈴木の主張を全否定。佐藤は「しょせんバカの言うことですから。それが全てです」と一蹴するも、鈴木「明日の試合が全てだと思うので、明日の試合を見てください」と言うにとどめた。
佐藤は佐藤で「斎藤ブラザーズに続く新たなスターを作らなければいけないということで、この最強タッグリーグ戦に優勝したら地位、名誉、カネを手に入れて、映画を作ることにしてまいりました。今日はその映画の原案を作って参りました。『裸の大将2024』!」と唐突に発表。
場内からは失笑が漏れたが、佐藤は委細構わず「山下清役=諏訪魔、延長先生役=鈴木秀樹、おまわりさん役=阿部史典、ベトナム人留学生役=黒潮TOKYOジャパン、諏訪魔役=安斉勇馬、雷神明役=諏訪魔」とキャストまで発表した。
◇ ◇
3冠ヘビー級王者のスミスと組む宮原は「まさにスペシャルなタッグチームを結成します。こんなにレベルの高い2人が組むタッグチームは他にはない。こんなに華のあるタッグチームもこの日本に存在しない。今日の服装を見ても分かる通り俺たちが一番華やかだ。そしてスペシャルだ」と自画自賛が止まらず。
最強タッグ初出場となるスミスは、父のデイビーボーイ・スミスがかつてダイナマイト・キッドとのブリティッシュ・ブルドッグスで出場。ブルドッグスと縁の深いジョニー・スミスも出場している。
スミスは「僕らはベストチームだと思う。内外の海外のベストと日本のベストが組んでぜひ優勝したい。ハンセン&天龍、ハンセン&馬場、小橋&エースといったいろんなタッグチームがいた。宮原&スミスも歴史に残るように頑張りたい。父とキッドも出たし、ジョニーも出たが優勝できなかった。僕は彼らができなかったことを実現したい」と意気込んだ。
優勝決定戦は12月8日、後楽園ホールで行われる。