左膝の手術を受けて戦列を離れていたJ1神戸の主将、MF山口蛍が7日、神戸市・いぶきの森球技場で行われた公開トレーニングで全メニューを消化した。8月26日の練習で負傷し「左膝外側半月板損傷、左大腿(だいたい)骨外顆軟骨損傷」の診断で手術。当…

 左膝の手術を受けて戦列を離れていたJ1神戸の主将、MF山口蛍が7日、神戸市・いぶきの森球技場で行われた公開トレーニングで全メニューを消化した。8月26日の練習で負傷し「左膝外側半月板損傷、左大腿(だいたい)骨外顆軟骨損傷」の診断で手術。当初は全治10~12週間とされていたが、数日前から練習に復帰した。順調な回復ぶりをみせていた。

 ミニゲームもこなし「9割くらい回復している。もともとこれくらいの時期に上れる予定だった。予定より状態がいいから思ったより早く練習に戻ったのはある」と説明。「長い間試合をやっていないので、そういう感覚を思い出しながらという感じだった」と、実戦感覚を養った。

 チームは山口を欠きながらもJ1で首位に立ち、天皇杯も決勝進出。主将の復帰を待ちながらもシーズンの大詰めで2冠を目前にしている。「オレのことはあまり気にせず、チームを優先してくれればよかったし、それをできているからこの順位にいると思う」とチーム力の底上げを素直に喜んだ。

 吉田孝行監督は「まだ時間的に長くはできないのはある」としながらも「出たいだろうね」と心境を思いやった。「だいぶ状態もいいと聞いている」と安心した様子だった。