仙台市出身でベガルタ仙台で主将を務めるMF遠藤康(36)が今季限りで引退することが7日、分かった。 2007年にJ1鹿島でプロ入り後、10年から左足から放たれるキック精度と抜群の攻撃センスを生かしたパスで活躍。168センチの身長ながらボー…

 仙台市出身でベガルタ仙台で主将を務めるMF遠藤康(36)が今季限りで引退することが7日、分かった。

 2007年にJ1鹿島でプロ入り後、10年から左足から放たれるキック精度と抜群の攻撃センスを生かしたパスで活躍。168センチの身長ながらボールキープにも長けており、クラブの中心選手となった。15年には日本代表候補に選出されるなど鹿島の顔として数々のタイトルを獲得した。

 22年から地元のベガルタ仙台へキャリア初の移籍を決断。加入1年目は攻撃で違いを見せるプレーで、32試合5得点を決めるなど躍動した。だが、23年8月に左足底腱膜炎により初めての手術を受けると、他の部位にも影響が出始め、今季は開幕戦の敵地・大分戦(2月25日、1△1)のみの出場となっていた。

 この日には約3か月ぶりにピッチに姿を現し、ランニングをするなど別メニューで練習に参加した。10日の最終節となるホーム・大分戦(ユアスタ)では試合後の最終戦セレモニーで主将としてあいさつする予定となっている。