パリ・パラリンピック柔道女子57キロ級(弱視)で金メダルに輝いた広瀬順子選手が6日、京都府スポーツ賞特別栄誉賞を受賞した。広瀬選手は「すごく楽しい大学4年間を過ごした京都で、素晴らしい賞をいただけてうれしい」と笑顔を見せた。 広瀬選手は山…

 パリ・パラリンピック柔道女子57キロ級(弱視)で金メダルに輝いた広瀬順子選手が6日、京都府スポーツ賞特別栄誉賞を受賞した。広瀬選手は「すごく楽しい大学4年間を過ごした京都で、素晴らしい賞をいただけてうれしい」と笑顔を見せた。

 広瀬選手は山口県で生まれ育ち、花園大学の出身。2016年のリオデジャネイロ大会で銅メダルを獲得し、21年の東京大会は5位だった。パリ大会では、勝ちたい気持ちを強く持ちつつ、冷静に戦うことを意識して金メダルを取った。決勝で一本勝ちした時は、「審判の声が聞こえないほどの大歓声をもらった。うれしさよりも安堵(あんど)の方が大きかった」と振り返る。

 今は愛媛県を拠点に練習を重ねていて、今後については「楽しく柔道の練習を続けながらゆっくり考えたい」と話した。(西崎啓太朗)