ドジャースは5日、大谷翔平選手(30)が痛めていた左肩の手術をロサンゼルスで受け、無事に成功したと発表した。10月26日のヤンキースとのワールドシリーズ第2戦で二盗を試みた際に負傷し、「左肩亜脱臼」と診断されていた。球団によると、投打二刀…
ドジャースは5日、大谷翔平選手(30)が痛めていた左肩の手術をロサンゼルスで受け、無事に成功したと発表した。10月26日のヤンキースとのワールドシリーズ第2戦で二盗を試みた際に負傷し、「左肩亜脱臼」と診断されていた。球団によると、投打二刀流復帰を目指す来年2月の春季キャンプには間に合う見通しだという。
大谷が来季に向けて万全を期した。球団はこの日、「ニール・エラトラシュ医師による内視鏡手術を受け、左肩脱臼に起因する関節唇断裂の修復に成功した」と、過去2度の右肘手術の執刀医でもある同医師が施術したことを公表。今後については「(来春の)スプリングトレーニングには間に合う見込み」とした。
ワールドシリーズ第2戦で二盗を試みた際に左肩を負傷し、「左肩亜脱臼」と診断された。負傷後は患部に痛み止めの注射を打ち、テーピングで固定しながら出場を継続。4年ぶりのワールドシリーズ制覇に貢献するとともに、自身にとって悲願の初優勝を成し遂げた。
だが、走塁の際に左手でユニホームをつかんで動きを制限するなど、患部の状態が心配されていた。大谷は第3戦後に手術の可能性について問われ、「今季が終わった後に改めて検査する。今の段階では問題ない」と語っていたが、再検査を経て、手術を決断した。
関節唇は動きの安定性を保つために関節を覆う軟骨で、レッドソックスの吉田も10月に同じように右肩の修復手術を受けている。
大谷は打者に専念した今季、メジャー史上初の「50本塁打-50盗塁」を達成し、2年連続本塁打王と初の打点王に輝いた。来年3月18、19日のカブスとの日本開幕戦からスタートする来季は、投打二刀流での復帰が期待されている。
5日に米テキサス州サンアントニオで開幕したゼネラルマネジャー会議に姿を現したドジャースの球団幹部は「今日は(対応が)難しい」と語り、6日に詳細を説明する意向を示した。