「プロレス・新日本」(2025年1月4日、東京ドーム) 来年1月4日の「レッスルキングダム19」と、同5日の「レッスルダイナスティ」の記者会見が6日、都内のテレビ朝日で開かれ、1・4のメインではIWGP世界ヘビー級王者のザック・セイバーJ…

 「プロレス・新日本」(2025年1月4日、東京ドーム)

 来年1月4日の「レッスルキングダム19」と、同5日の「レッスルダイナスティ」の記者会見が6日、都内のテレビ朝日で開かれ、1・4のメインではIWGP世界ヘビー級王者のザック・セイバーJr.(37)に海野翔太(27)が挑戦することになった。1・5ではザックと米AEWのリコシェ(36)が一騎打ちを行う。

 4日・大阪大会ではザックが鷹木信悟を相手に防衛し、試合後に海野と握手を交わした。その後に元新日本で、今年WWEからAEWに移籍したリコシェがザックを急襲。救出に戻ってきた海野を錯乱したザックが襲い、海野がザックにデスライダーを放って大混乱となった。

 海野は「ザックさん、大阪ではアイム・ソー・ソーリー」と謝罪し、「挑戦表明して形となって退場した後でリコシェが出てきて奇襲して挑戦決定っていうのは許せなかったし、一度ライオンマークを捨てて出て行った、ヘビー級で実績も残してない、結果もない人が、ノコノコ帰ってきて奇襲しただけで、自分は消化試合のように次は俺だと言われたのが許せなくて、あの行動に出た」と説明した。

 自身はこのところブーイングを浴びることが定番になっているが、「実績だとか、ドームのメインのカードが弱いとか、ふざけんな。これからの新日本は若い世代が引っ張っていかないとダメ。実績、結果がある選手だけで回してて未来もクソもない」と主張し、「このままブーイングやプレッシャーにつぶされて終わるのか、信じた道を貫いて戦っていくのか、しっかり海野翔太に注目しておいてください」ときっぱり。

 初めてドームのメインという重責を担うことには「その舞台に立つにあたって、ふさわしくないとか実績、結果を残してない選手が上がれるのはどうかね、という声は耳にする」としつつも「大阪の後に誰も出てこなかったのが全て。出てくるなら挑戦権かけてシングルをやってもいいし、奇襲の一つでもやってほしかった。僕の前に立ってシングルやりましょう、それだけです」と、他の選手を挑発した。

 ザックは謝罪を受け入れ「海野の挑戦への疑問は一つもない。将来的にチャンピオンになり、新日本を率いていくことに疑いはない」と挑戦者の人選に援護射撃しつつ、「次のドームではない。新世代に委ねるのは今ではない」と防衛を宣言。

 リコシェについては「彼が戻ってくるのはとてもうれしいニュース。英国や米国、オーストラリア、ドイツと各国で僕らは戦った。日本でシングルで戦うのは悪くないアイデア。彼から戦いたいと言われるのはうれしいこと」と歓迎し、「海野に勝てばリコシェとの試合はタイトルマッチになる」との方針を示した。