サッカーの元日本代表の権田修一選手(清水エスパルス)らが5日、自宅から離れて治療や療養をする子どもと家族のための民間滞在施設「ドナルド・マクドナルド・ハウス さっぽろ」(札幌市手稲区)を訪れ、子どもたちと交流した。 中村桐耶選手や菅野孝憲…

 サッカーの元日本代表の権田修一選手(清水エスパルス)らが5日、自宅から離れて治療や療養をする子どもと家族のための民間滞在施設「ドナルド・マクドナルド・ハウス さっぽろ」(札幌市手稲区)を訪れ、子どもたちと交流した。

 中村桐耶選手や菅野孝憲選手らコンサドーレ札幌の5選手も訪問。足のリハビリで、隣接する病院に入院中の小樽市の角井いおりちゃん(4)は、選手から手を握られ笑顔を見せた。

 権田選手はチームメートの子どもの入院をきっかけに、施設の存在を知って以降、全国に12カ所ある各地の活動を積極的に支援している。

 施設は、道内唯一の小児への高度医療を提供する専門病院「北海道立子ども総合医療・療育センター」(愛称・コドモックル)に隣接し、各地から病院に入通院する子どもの家族の交通費や滞在費の負担を減らそうと2008年12月に開設された。子どもに付き添う親たちが1人1千円(税込み)で使え、今年は10月までに411家族が利用した。家族が子どもの付き添いに集中できるよう、ボランティアスタッフが支える。公益財団法人「ドナルド・マクドナルド・ハウス・チャリティーズ・ジャパン」(東京都新宿区)が運営する。(佐藤亜季)