石川県高校野球連盟は4日、能美市の寺井高校で、中学3年生に高校野球の心構えや技術を手ほどきする野球塾を開いた。昨秋の神宮大会を制し、春の甲子園で4強入りした星稜の選手らも補助員として協力した。 日本高野連の育成功労賞を受けた指導者が、中学…
石川県高校野球連盟は4日、能美市の寺井高校で、中学3年生に高校野球の心構えや技術を手ほどきする野球塾を開いた。昨秋の神宮大会を制し、春の甲子園で4強入りした星稜の選手らも補助員として協力した。
日本高野連の育成功労賞を受けた指導者が、中学生約90人に、走攻守の上達のこつを伝えた。心構えでは「自分で考える力をつけて」「人に言われなくても行動できるのが一流」と訴えかけた。
珠洲市立緑丘中から参加の瀬法司大和選手(15)は地震で断水が6月まで続くなかでも、野球を続けてきた。「他のチームの選手ともふれ合えて楽しいし新鮮な経験。甲子園に自分も出たい」と語った。
今年度の県高野連優秀選手33人中8人が補助員で参加。大学野球へ進む星稜の芦硲(あしさこ)晃太前主将は「まだまだ野球やりたいんやなという熱を中学生から感じてうれしかったし、先生方から知らなかった野球の話も聞けて勉強になった」と話した。
塾は優秀選手が日替わりで参加し、10、17、24日に金沢市でもある。(土井良典)