◆欧州CLグループ戦第4節 リバプール4-0レバークーゼン(11月5日、英国・リバプール・アンフィールド) 2024年11月5日、欧州各地では欧州CLグループ戦第4節が9試合行われ、日本代表主将遠藤航(31)が所属するリバプールはホームで昨…
◆欧州CLグループ戦第4節 リバプール4-0レバークーゼン(11月5日、英国・リバプール・アンフィールド)
2024年11月5日、欧州各地では欧州CLグループ戦第4節が9試合行われ、日本代表主将遠藤航(31)が所属するリバプールはホームで昨季ドイツ王者のレバークゼンと対戦。今年の1月にクロップ監督が突然の勇退宣言をして、一時リバプール監督就任が本命視されていたアロンソ監督が率いるレバークーゼンとの注目の対戦。遠藤はこの試合もベンチスタートとなった。
元リバプールのスター選手で2005年の欧州CL優勝の中心選手でもあったアロンソ監督。昨季はレバークーゼンを初のドイツ王者に導き、クロップ監督の後継者としても注目を浴びたことでアンフィールドへの凱旋が注目を集めたが、結果的には4-0大敗。序盤戦とは言え今季のプレミアリーグの首位を走るリバプールとの力量差がくっきりと現れた試合になった。
前半は互角の戦いに持ち込んだが、後半16分にジョーンズのスルーパスに鋭く反応したディアスがゴール前に抜け出し、飛び出したGKの頭を越える技ありのループシュートを決めてリバプールが先制。この2分後の同18分には右サイドからサラーが放ったクロスにファーサイドでガクポが頭を合わせてゴール。あっという間にホーム・チームが2点をリードした。
この後も試合はリバプール優勢で進んだ後半38分、またもディアスがサラーのクロスに至近距離で右足を合わせて3ー0。さらには後半アディショナルタイムの2分目、ヌニェスのシュートをDFがブロックしたが、このこぼれ玉に右足を合わせたのがディアス。ハットトリックとなる3点目を奪取して、リバプールの4-0大勝劇の主役となった。残念ながら遠藤には最後まで出番が回ってこなかった。
同日、RマドリードがホームでACミランに3-1負け。またマンチェスターCもスポルティングCPにアウェイで4-1負けを喫する中、リバプールはグループ戦4連勝を飾り、勝ち点を『12』に伸ばし、暫定ながらグループ戦36チームの首位に立った。
スロット監督は試合直後の会見で「前半は五分五分の戦いだったが、失点しなかったのが鍵となった」と話して、今季の堅守が勝利を呼び込む最大の要因とした。対するアロンソ監督は「後半、力が足りなかった。リバプールの守りのインテンシティが高く、チャンスを作ったが、ゴールを奪えなかった」と語ると、「先制点を奪われた後は、守りが崩れてしまった」と続けて、完敗を認め、古巣の強さを讃えていた。