「ACLE・1次リーグ、神戸2-0光州」(5日、ノエビアスタジアム神戸) 神戸はFW宮代大聖(24)とMF佐々木大樹(25)の得点で光州(韓国)を2-0で破り、勝ち点10で暫定首位に立った。光州は同9のまま。川崎は上海海港(中国)を3-1…

 「ACLE・1次リーグ、神戸2-0光州」(5日、ノエビアスタジアム神戸)

 神戸はFW宮代大聖(24)とMF佐々木大樹(25)の得点で光州(韓国)を2-0で破り、勝ち点10で暫定首位に立った。光州は同9のまま。川崎は上海海港(中国)を3-1で下し、勝ち点6とした。1次リーグは東西12チームずつに分かれて争い、各8位までが決勝トーナメントに進む。

 J1で首位を走る神戸の強さを国際大会でも見せつけた。前後半にそれぞれ得点すると、無失点に抑え東地区1次リーグで暫定首位に立った。吉田監督は「プラン通り来ている」と、リーグ前半を終え手応えを示した。

 先制はFW宮代だった。前半追加タイムに自ら奪ったPKを決め、Jリーグ、天皇杯を含む公式戦4試合連続得点に「自分たちの良さである守備から攻撃というのを続けた結果、PKを取れた。がむしゃらさが出せた」と振り返った。ACLEでも山東戦の1得点、蔚山戦の2得点に続く3試合連続4点目。後半にはMF佐々木もヘディングで追加点を挙げた。

 この日は左膝のケガで長期離脱中のMF山口に加えFW武藤と大迫、DF酒井もベンチ外。1日のJ1磐田戦から中3日で先発メンバー6人を入れ替えるターンオーバーを試みて圧倒した。光州・李正孝監督に「あと10回、神戸と試合をしてもすべて負ける気がする」と言わしめる貫禄勝ち。宮代は「チームとしてやりたいサッカーを表現できている。調子がいい時に何ができるかだと思う」と、佳境に向かうリーグ戦と天皇杯決勝(23日、国立)も力強く見据えていた。