◆ACLE▽1次リーグ第4戦 川崎―上海海港(5日・等々力競技場) 川崎がホームで上海海港に3―1で勝利し、通算2勝2敗とした。 立ち上がりから球際の強さ、切り替えの早さで上海海港を圧倒。前半12分に左サイドバックの三浦が左サイドをスピード…

◆ACLE▽1次リーグ第4戦 川崎―上海海港(5日・等々力競技場)

 川崎がホームで上海海港に3―1で勝利し、通算2勝2敗とした。

 立ち上がりから球際の強さ、切り替えの早さで上海海港を圧倒。前半12分に左サイドバックの三浦が左サイドをスピードを生かしたドリブルで突破し、ゴール前にクロス。相手DFにクリアされたが、浮き球のこぼれ球を家長が右足で合わせ、力強いシュートで先制点を決めた。

 直後の13分には、縦への素早い攻撃からエリソンがシュートを放ち、GKがはじいたこぼれ球を瀬川が押し込んで追加点。さらに同33分には右サイドバックのファンウェルメスケルケン際が、左からのクロスを右足で合わせて3点目を決め、後半38分に1失点こそしたが、3―1で公式戦6戦ぶりの勝利を手にした。

 鬼木達監督にとっても、10月16日に今季限りでの退任発表してから公式戦4戦目で手にした初勝利となり「結果の世界なので、退任を発表した後に勝てないというのは自分も心苦しいというか、やっぱり熱量を持ってやっていても、勝てない試合が続いてしまったので、そこは本当に今日の勝利は非常にうれしく思っています」と安どの表情を浮かべた。

 また1次リーグは全8試合だが、鬼木監督は年内の6戦目まで指揮し、後任監督が来年2月の残り2試合を引き継ぎことになるため「いい形で来年につなげていかないといけない、という自分の中での使命感があります。昨日、今日のミーティングで選手にそういう思いを伝え、もっと本気にならないといけない、という話をした中での勝利だったので、それがスタートからあらわれたこと、気持ちが入ったというところがうれしく思います」と振り返った。