「プロレス・ストロングスタイル」(5日、新宿FACE) ダブルメインでレジェンド王者の村上和成がダーク・ウルフと組んでスーパー・タイガー、関本大介組と対戦した。 村上は入場時からさんざんスーパーをおちょくり、最後は観客や報道陣に見せつける…

 「プロレス・ストロングスタイル」(5日、新宿FACE)

 ダブルメインでレジェンド王者の村上和成がダーク・ウルフと組んでスーパー・タイガー、関本大介組と対戦した。

 村上は入場時からさんざんスーパーをおちょくり、最後は観客や報道陣に見せつけるようにスーパーのマスクを剥いで素顔を露出させて反則負けを喫した。

 自分で大暴走したことは棚上げして、村上は「なんじゃこりゃ!?」と松田優作ばりにわめき、平井丈雅代表に「オイ平井!コイツとやってやっからカード組めカード!」と、スーパーの挑戦を受諾することを表明。「12月5日!俺とこのクソタイガー、タイトルかけてやってやっから!」と公約した。

 バックステージでは「アレがここのエースだから、(初代タイガーマスク=佐山聡の)一番弟子になれないんだよ!」とスーパーを罵倒。スーパーも「徹底的にやってやるからな!命懸けて来いよ!」と怒り心頭だ。

 平井氏は佐山が「次はスーパーしかないだろう。行かせろ」と言っていたことを明かし、「決定させていただきます」と、12・5後楽園ホール大会でのタイトル戦を発表した。

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 休憩明けには、14日で生誕100年を迎える日本プロレス界の父・力道山をたたえる「力道山先生生誕100年記念日感謝セレモニー」が行われ、佐山が歩いてリングインした。

 佐山は「私たちは力道山先生がいなければ、このリングに上がっていません」と感謝。昨年の新宿大会では小林邦昭さんと控室で「ずっと語り合っていた」と振り返り、「今年はこのイベントを上で見ていると思います」と語った。また、息子でがん闘病中のプロレスラー、百田光雄の「父も大変喜んでいると思います」というメッセージを平井氏が代読した。

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 ダブルメインのもう1試合は当初、ジャガー横田、Sareee組とタイガー・クイーン、藪下めぐみ組が対戦するはずだったが、ジャガーの鶴ならぬ豹の一言で4WAY戦に変更。クイーンが場外へのケブラーダやムーンサルトプレス、ハイブリッジのジャーマンスープレックスで高い身体能力を見せつけ、最後はジャガーが藪下を丸め込んだ。

 Sareeeは「タイガー・クイーンとはシングルでやらなきゃならないんじゃないかと思いましたね。やり合って本当に燃えるし、熱くなれる相手だった。絶対に負けたくないと思うし、ライバルにふさわしい相手、倒さなければならない相手の一人だと思います」と、改めてクイーンとの一騎打ちを要求。リング上ではジャガー、藪下組のSSPW女子タッグ王座への挑戦も口にしていたが、パートナーが「いないんですよね」と苦笑。Chi Chiの起用には「組んでもいいかなとは思いますけど」と、やや前向きだった。