島根県出雲市出身で、県立浜田高から早大を経てプロ野球や米大リーグで活躍した福岡ソフトバンクの和田毅投手(43)が5日、引退を表明した。高校時代の野球仲間など県内の関係者からは「ご苦労さま」と、ねぎらいの声が聞かれた。 浜田高が1997、9…
島根県出雲市出身で、県立浜田高から早大を経てプロ野球や米大リーグで活躍した福岡ソフトバンクの和田毅投手(43)が5日、引退を表明した。高校時代の野球仲間など県内の関係者からは「ご苦労さま」と、ねぎらいの声が聞かれた。
浜田高が1997、98年に2年連続で夏の甲子園に出場した時の捕手で、3年の時に主将だった田中寿さん(44)は、野球部同級生のグループLINEに本人から届いた連絡で、引退を知った。「びっくり。まだ続けると思っていた」
和田投手が日本シリーズ前に選手登録しながら、けがで直前に離脱したのは、知っていた。田中さんは「強い体ではないだろうに、並々でないトレーニングで鍛えて続けてこられたんでしょう」と長きにわたる努力に思いをはせた。
甲子園で一緒に戦った記憶とともに、和田投手の日米通算150勝を福岡ドームで同級生たちと見守ったのも思い出だ。LINEには、仲間から「長いことお疲れさま」などの返信が続いたという。「お世話になった方々へのあいさつもあろうし正月には地元で会えるかも。そういう時間もつくろう、と仲間もコメントしていました」