阪神・青柳晃洋投手(30)が今オフにポスティングシステムによる米大リーグ移籍を目指すことについて、嶌村聡本部長は5日、秋季キャンプが行われている高知県安芸市内で取材に応じ、「彼(青柳)とも話をさせていただいて背中を押す、(ポスティングを)…

 阪神・青柳晃洋投手(30)が今オフにポスティングシステムによる米大リーグ移籍を目指すことについて、嶌村聡本部長は5日、秋季キャンプが行われている高知県安芸市内で取材に応じ、「彼(青柳)とも話をさせていただいて背中を押す、(ポスティングを)容認させてもらう」と明かした。

 青柳は21年の東京五輪で日本代表「侍ジャパン」のメンバーとして金メダルを獲得した後、海外挑戦を視野に入れるようになり、これまでにも球団に意向を伝えていた。嶌村本部長は数年前から話し合いを重ねてきたとし、「容認するというのは簡単には(いかない)。選手の気持ちや意気込みをくみながらやっていきたいというのは前提にある。選手一人じゃなく、チームだけじゃなく、総合的に判断して、この時点だったら背中を押してあげられる」と説明した。

 ポスティングシステムの申請手続きは1日から始まっており、12月15日が締め切り。申請すると、米大リーグ機構(MLB)に契約可能選手として通知される。交渉期間は45日間。契約が成立すれば、契約金と年俸の総額に応じて球団への譲渡金の額が決まる。