第77回全国高校バスケットボール選手権大会(ソフトバンクウインターカップ)の徳島県予選の決勝が4日、北島町のYGKドームであった。男女ともシード校同士の対戦。女子は富岡東が90―64で城南を破って5年連続13回目、男子は海部が68―60で…
第77回全国高校バスケットボール選手権大会(ソフトバンクウインターカップ)の徳島県予選の決勝が4日、北島町のYGKドームであった。男女ともシード校同士の対戦。女子は富岡東が90―64で城南を破って5年連続13回目、男子は海部が68―60で城東を下して4年ぶり18回目の優勝を果たした。両校は12月23日から東京都で開かれる全国大会に出場する。
女子の両チームによる決勝は4年ぶり。富岡東は前回大会に続いて、初戦から準決勝までの3試合をすべて3桁得点で勝ち進んできた。試合開始すぐに中島優空選手のシュートで先制。その後も要所で3点シュートを決めるなど好機を生かして主導権を渡さなかった。城南はコートを広く使った攻めを展開するなどして粘り強く戦い、第2クオーターではリードを奪った。
男子は2年連続で同じ顔合わせとなった。激しい点の取り合いとなる中、海部は積極的な試合運びと冷静なパス回しなどで優位に進め、昨年の雪辱を果たした。4連覇を目指した城東は第2クオーターを奪うなど、最後まで詰め寄ったが及ばなかった。
富岡東の山本姫楽(きら)主将(3年)は「勝負どころで点を決めるなど自分たちのプレーができた。全国大会では一つでも多く勝ちたい」と言う。
海部の和田虎之介主将(2年)は「自分たちのペースで試合ができた。苦しいときも声を掛け合って辛抱した。全国大会ではベスト8を目指す」と意気込みを話した。
ウインターカップは高校バスケ大会の最高峰とされる。日本バスケットボール協会が主催し、朝日新聞社などが特別協力している。(杉山匡史)