「広島秋季キャンプ」(4日、日南) 日没間近の天福球場には、数百球のボールが転がっていた。打撃特化の広島秋季キャンプ初日。野手は午前9時から2組に分かれて、1時間の打撃練習。守備練習と昼食を挟むと、ノンストップで約4時間バットを振った。「…
「広島秋季キャンプ」(4日、日南)
日没間近の天福球場には、数百球のボールが転がっていた。打撃特化の広島秋季キャンプ初日。野手は午前9時から2組に分かれて、1時間の打撃練習。守備練習と昼食を挟むと、ノンストップで約4時間バットを振った。「初日だから軽めにと思って」とジョークを飛ばした新井貴浩監督は「みんなやる気になってくれているように感じるね」とうなずいた。
午後1時から始まったフリー打撃が終わると、9カ所でロングティー。後ろでは5カ所で連続ティーが行われた。あまりのハードさに、選手たちは顔をしかめて必死に声を張り上げる。ノルマを終えると膝からその場に倒れ込む者もいた。
「秋はギリギリまで追い込める。量は増えるよと。『体で覚えていくぞ』という感じかな」。今季のチーム打率・238はリーグワーストで、52本塁打は12球団最少。明白な課題の克服へ、徹底して振り込んでいく。