復活への第一歩だ。阪神・青柳晃洋投手(30)が4日、甲子園クラブハウスを訪れ、帝京大で投球フォームに関する動作解析を行ったことを明かした。シーズン終了後に母校へ足を運び、5月に続いて今年2回目の測定を実施。同大教授からは数値改善のお墨付き…

 復活への第一歩だ。阪神・青柳晃洋投手(30)が4日、甲子園クラブハウスを訪れ、帝京大で投球フォームに関する動作解析を行ったことを明かした。シーズン終了後に母校へ足を運び、5月に続いて今年2回目の測定を実施。同大教授からは数値改善のお墨付きをもらい「5月に行った時は一番悪かった。今いい方向に進んでいるというのが分かったので、このまま継続してやっていければいい」とうなずいた。

 意識するのは体の使い方だ。この日も連動性や方向性を意識して坂本とキャッチボール。「そういうところがしっかりできていたら、ちゃんとした投球ができる」。復調への道筋は見えている。

 今季は2年連続の開幕投手を任されながらわずか2勝どまり。ただ、シーズン終盤から直球の質の向上に手応えを感じていたという。結果に結びつかなかったことを「ふがいない気持ち」と悔やみつつ「僕の中では全然違う。感覚的にも良くなっている」ときっぱり。ローテ返り咲きへ、来季は正念場の1年。危機感を持ちながらも、前向きに練習を続けていく。