「侍ジャパン合宿」(4日、宮崎) 阪神の才木浩人投手(25)が4日、宮崎市内のSOKKENスタジアムでの、国際大会「ラグザス presents 第3回 プレミア12」に向けた野球日本代表の合宿で2度目のブルペン入り。フォークの精度向上に取…
「侍ジャパン合宿」(4日、宮崎)
阪神の才木浩人投手(25)が4日、宮崎市内のSOKKENスタジアムでの、国際大会「ラグザス presents 第3回 プレミア12」に向けた野球日本代表の合宿で2度目のブルペン入り。フォークの精度向上に取り組み、好調時の落ち方を取り戻しつつある。吉見投手コーチも絶賛し、侍のエース格として期待を寄せた。
数球ごとに動画を見つめて、リリースポイントなどを確認する。才木が今合宿2度目のブルペンで伝家の宝刀に磨きをかけた。シーズン中から気になっていたのがフォークの落ち方。「感覚が良かったですし、今日みたいな感じで投げられたら問題ない」。52球中9球がフォーク。真下にストンと落とす理想に近づいてきた。
シーズン終盤はフォークの被打率が上がっていた。「今年、ずっと気になっていたので」。スライダー気味に落ち、“フォースラ”のようになっていたのが原因の一つ。回転のかかり方やリリース位置など、細かく修正した。
吉見投手コーチは投球を見守り、改善点や印象について対話。とにかく絶賛した。「素晴らしい投手。全員、期待してますけど、エース格として期待している」。威力のある直球に、角度のあるフォーク。国際舞台で外国人相手にも通用すると力説した。
特に評価したのが投球時の発射角度。フォークであれば上方向へ浮くことなく、リリースの角度のまま投げ出せることができる。それによって、打者の見極めが難しくなり、ボール球でも手を出してしまう。「彼には備わっている」と褒めちぎった。
才木も自信を持っている。「真っすぐとフォークは僕の中ではすごい武器。しっかり投げ切れたらいいかなという感じですね」。侍でも先発陣の柱となりそう。井端監督や吉見投手コーチの期待に応えるためにも、刀を研ぐ。