「ウェイキーカップ・G1」(4日、多摩川) 峰竜太(39)=佐賀・95期・A1=が準優12Rで6コースから超絶ターンのまくり差しを決めて2着に入り優出を成功させた。「伸びは弱いけど、出足がいいのが生きましたね。(5号艇の)羽野ちゃんの上を…

 「ウェイキーカップ・G1」(4日、多摩川)

 峰竜太(39)=佐賀・95期・A1=が準優12Rで6コースから超絶ターンのまくり差しを決めて2着に入り優出を成功させた。「伸びは弱いけど、出足がいいのが生きましたね。(5号艇の)羽野ちゃんの上を狙っていたかいがあった」と狙い澄ましたターンが見事に決まった。

 「準優のコンディションでペラ調整がうまくできた。今が一番良かった。同じ気象条件ならいい。整備が実って、奇跡の出足をしている。伸びは6人の中だと断トツに弱い。ていうか、18人の中でも弱いし、52人の中でも弱い方だと思う。でも、出足と回り足は二重丸。選手も二重丸」と調整も自分にも好感触。

 優勝戦は再度大外となる6号艇。「6コースは厳しいけど、準優で(藤原)啓史朗が行ってくれたみたいに、誰かが攻めて行ってくれたらワンチャンあると思う。1Mは自分が握って回れるところにいたい。進入は動かない。優勝戦ならなお動かない。1号艇の人には思いがあると思うので。ピット離れで出ない限りはコースは取らないので、深い進入になることはありません。(準優で好走の)験も担いで6コースから行きます」と進入で動かないと明言した。

 グランプリ2ndから出場できる獲得賞金額6位以内に向けて「少しでも上積みできたのはデカい。(池田浩二、平本真之も優出して)自分だけ置いて行かれるわけにはいかない。100万、200万円がデカいですからね。これが自分の強さじゃないかな。意地ですね」と表情は明るい。18年9月の第64回大会以来の優勝を目指して、ボート界随一のバンドルさばきを披露する。