「フィギュアスケート・西日本選手権」(3日、日本ガイシアリーナ) 男子フリーが行われ、ショートプログラム(SP)1位で2010年バンクーバー五輪代表の織田信成(37)=大阪スケート倶楽部=がフリー1位の146・08点、合計228・12点で…
「フィギュアスケート・西日本選手権」(3日、日本ガイシアリーナ)
男子フリーが行われ、ショートプログラム(SP)1位で2010年バンクーバー五輪代表の織田信成(37)=大阪スケート倶楽部=がフリー1位の146・08点、合計228・12点で優勝した。上位9人に入り、11年ぶりの全日本選手権(12月、大阪)進出を決めた。
織田は2022年秋、9年ぶりに電撃競技復帰。1度目の現役引退となった13年大会以来、11年ぶりとなる全日本選手権出場に目標を定めていた。また、9月に大阪で行われた近畿選手権で3位となった演技後、今季限りで現役を退く意向を表明していた。
2日のSPでは「マツケンサンバ」を熱演。4回転-3回転の連続トーループを降りるなど、年齢を感じさせない圧巻の演技を見せ、首位発進。フリーでも単独の4回転トーループを着氷するなど迫力の演技で「Angels」を熱演した。観客は総立ちになって拍手を贈った。
演技後は、11年ぶりの全日本切符に「すごくうれしいです」と笑顔。「(開催地は)地元・大阪なのでさらにグレードアップした演技を目指したい。全日本では盛大な『マツケンサンバ』を踊りたい」と意気込んだ。現役ラストダンスは「年明けに国体とかもある」と全日本の後になる見込みだが、「集大成っぽく滑ります。織田さんも終わりかな、みたいな雰囲気で、あの人終わりっぽい、国体あるらしいで、みたいな感じで滑ろうかなと思ってます」と笑わせた。
全日本の目標は「国際大会に出てる子たちを点数で上回りたい」という。「グランプリシリーズとかを見てすごく勉強させてもらっている。37歳でも進化できるんだぞとアピールできたら」と意気込んだ。