11月2日、国立競技場で名古屋グランパスとアルビレックス新潟が死闘を繰り広げた。ルヴァンカップのタイトルを懸けたその試合を前に、新潟県警が発したメッセージが話題となっている。 この日、朝から新潟県内は騒がしくなっていた。JR新潟駅に多くの…
11月2日、国立競技場で名古屋グランパスとアルビレックス新潟が死闘を繰り広げた。ルヴァンカップのタイトルを懸けたその試合を前に、新潟県警が発したメッセージが話題となっている。
この日、朝から新潟県内は騒がしくなっていた。JR新潟駅に多くの人が駆け付けるなどしたのだが、その理由は、ルヴァンカップの決勝だ。新潟にとって、初めてのタイトルを懸けたファイナルの舞台。チームを応援しようと、多くの人が動いた。
県内での盛り上がりがすさまじく、地元テレビ局は国立競技場の天気予報をするほど。アルビレックスを応援する気持ちは県内の誰もが一緒で、新潟県警も変わらなかった。
これまでにもJリーグの試合を前に、道路上の電光掲示板に粋なメッセージを綴ってきた同県警だが、今回のものはいつもと一味違った。そのメッセージは、「国立の地でとるぞ てっぺん」というもの。同県警の公式エックス(旧ツイッター)アカウントは、「慣れない道・長距離を運転するときは、早めの休憩とゆとりをもった運転を!」と交通安全と呼びかけつつ、「熱い応援とクールな運転 頑張れ!アルビレックス新潟」と熱い言葉も綴っている。
■「既に泣ける」「コレはアツい」
この粋な対応に、「新潟県警素晴らしい」「県警さんありがとう!」「新潟県警様 いつもありがとうございます 県警様の為にも必ずや アルビはやってくれると思います」と感謝の声がSNS上に並んだ。
さらに、以下のような声が上がった。
「朝からグッとくる」
「コレはアツい」
「遂に純粋な応援メッセージになった笑 控えめに言って、最高!!」
「既に泣ける。アウェイなのに掲示ありがとう新潟県警さん。明日は現地で応援します!!!!」
「#新潟県警 さんの試合前道路掲示板。今回はひねりなし、どストレート」
また、「どストレートな文言もグッとくる」「いつもと違ってどストレートな所がアツい」といったように、タイトルマッチという特別な一戦に向けて直接的に応援する姿もファンの心を掴んだ。
多くの県民の応援を受けたアルビレックスは、2点を先行される難しい展開も、後半アディショナルタイムに同点に追いつく意地を見せる。試合は延長へ。ここでも名古屋に先手を譲るが、それでも再び同点に。
PK戦の末にアルビレックスは敗れたが、未踏の地に果敢に挑んだ姿は新潟県にとっての大きな収穫だ。アルビレックスと新潟県がこの日抱いた夢と勇気を胸に、新たな一本を踏み出す。