「日本ハム秋季キャンプ」(2日、エスコンフィールド) 詰めかけた1万2000人の日本ハムファンが大いに盛り上がった。午後に行われた万波、水谷、今川、矢沢への外野特守。ノッカーを務めた森本外野守備走塁コーチは時折ノックバットをマイクに持ち替…
「日本ハム秋季キャンプ」(2日、エスコンフィールド)
詰めかけた1万2000人の日本ハムファンが大いに盛り上がった。午後に行われた万波、水谷、今川、矢沢への外野特守。ノッカーを務めた森本外野守備走塁コーチは時折ノックバットをマイクに持ち替えて“DJひちょり”に変身。マイクパフォーマンスを披露した。
この日のノックの目的は打球に対するチャージ。捕球しても動作が遅いと「セカンドランナーは周東君ですよ。あれで刺せるの?」と声が飛ぶ。微妙なプレーにはリプレー検証。大画面に流れる映像にスタンド一体となって一喜一憂した。
森本コーチは「どういうコミュニケーションをとってノックしているか、ファンのみなさんにも聞いてほしかった」と明かす。万波が右翼線の打球を全力で追った末に後逸した際にはため息が漏れたが「斜めのチャージをしてほしいっていうのがあって、あれは『OK』って僕が言うと、(ファンは)『そういうことか』と思う」と言う。ファンに練習の意図を伝え、一体感を生み出した。
エスコンならではの“演出”。水谷は「僕が見ている側だったら面白いと思う。楽しんでもらえているんであればいいかなと思います」と笑顔だった。