◆プロボクシング▽ライトフライ級(48・9キロ以下)8回戦 〇高見亮介(KO1回1分18秒)ジョマー・カインドグ●(2日、後楽園ホール) 日本ライトフライ級1位・高見亨介(22)=帝拳=がタイトル前哨戦を鮮やかな78秒KO勝利で飾った。これ…

◆プロボクシング▽ライトフライ級(48・9キロ以下)8回戦 〇高見亮介(KO1回1分18秒)ジョマー・カインドグ●(2日、後楽園ホール)

 日本ライトフライ級1位・高見亨介(22)=帝拳=がタイトル前哨戦を鮮やかな78秒KO勝利で飾った。これまでKO負けのないフィリピン・ミニマム級3位ジョマー・カインドグ(29)を初回、左ボディー一発でキャンバスに沈める圧巻の白星。「(ワンパンチKOに)ボクもびっくりしました。でも、練習していたパンチで狙っていました」と、納得の表情だ。

 開始のゴングからパンチを思い切り振り、相手にプレッシャーをかけた。「1ラウンドは必ず強気にいきます。その面でも気持ちで上回れた」と、まずはメンタル面で優位にたち、直後にボディーブローで仕留めた。

 アマ時代からその実力には定評があり、スピードはもちろん、軽量級離れしたパンチ力は最大の魅力。これでデビューからの連勝を「8」に伸ばし来春にはチャンピオンカーニバルで日本王座に挑戦する。「来年、チャンピオンになります。倒して勝ちます」と強気に宣言。軽量級の注目株が、まずは1つめの王座取りに挑む。

 戦績は高見が8戦全勝(6KO)、カインドグは3勝(1KO)4敗1分け。