◆第29回ファンタジーS・G3(11月2日、京都競馬場・芝1400メートル、不良) 年末と来春の大舞台を見据える牝馬限定の2歳重賞は15頭立てで行われ、団野大成騎手が騎乗した4番人気のダンツエラン(栗東・本田優厩舎、父ロードカナロア)が勝利…

◆第29回ファンタジーS・G3(11月2日、京都競馬場・芝1400メートル、不良)

 年末と来春の大舞台を見据える牝馬限定の2歳重賞は15頭立てで行われ、団野大成騎手が騎乗した4番人気のダンツエラン(栗東・本田優厩舎、父ロードカナロア)が勝利。前走のりんどう賞3着から巻き返し、重賞初制覇を果たした。

 団野騎手は4月の読売マイラーズC(ソウルラッシュ)以来となるJRA重賞通算9勝目。本田調教師は19年毎日杯(ランスオブプラーナ)以来、12度目のタイトル獲得となった。勝ちタイムは1分22秒8。

 2着に10番人気のモズナナスター(富田暁騎手)、3着に最低15番人気のベルビースタローン(西村淳也騎手)が入り、3連単62万8580円の大荒れとなった。

 西村淳也騎手(ベルビースタローン=3着)「あと少しでしたね」

 アンドレアシュ・シュタルケ騎手(ヴーレヴー=4着)「馬場もあって、直線で追い出してからエンジンのかかりが遅かったですが、最後はすごくいい脚でした。距離も1600メートルの方が向いてると思います」

 永島まなみ騎手(スリールミニョン=6着)「道悪は多少こなしましたが、どうしても(ハミを)かんでしまうところがあります。次(阪神JF)は距離を延ばすので、きょう我慢したことがつながれば」

 田口貫太騎手(キャッスルレイク=7着)「前走より流れに乗れました。外々を回りましたが、しまいはいい脚でした。徐々に力をつけてくれば」

 池添謙一騎手(ウォーターエアリー=8着)「過去2走がゆっくりした流れで、最初のポジションがとれませんでした。しまいはいい脚なので、ポジションをとれるようになればもっとやれていいですよ」

 武藤雅騎手(ニシノクードクール=9着)「重賞でしたが、上手に立ち回れました。現状では1200メートルがベストかなと思います」

 長岡禎仁騎手(タマモティーカップ=10着)「道中は脚がたまっていたんですけど、最後は伸びなかったですね。馬場なのか、よく分かりません」

 佐々木大輔騎手(カルプスペルシュ=11着)「ゲートは速かった。最初はフワッとモノ見しましたけど、馬の後ろに入れると、ひとためできました。馬場がしんどかったです」

 北村友一騎手(ウォーターガーベラ=13着)「手前をころころ変えて、前に進めなかったです」

 岩田望来騎手(ラヴェンデル=14着)「いい位置につけて、いい競馬ができましたが、得意な馬場ではなかったです。これからの成長に期待したい」

 国分恭介騎手(ハイファイスピード=15着)「ゲートは今までで一番速く出ましたが、下(馬場)が緩くて、脚を取られないように馬が力んでいた。脚が残らなかったです。今日の内容なら1200メートルでもいいのかなと思います」