「ルヴァン杯・決勝、名古屋3(5PK4)3新潟」(2日、国立競技場) 雨中の国立決戦は、名古屋が新潟とのPK戦の死闘を制して3大会ぶり2度目のルヴァン杯優勝を果たした。元日本代表FW永井謙佑(35)が2ゴールの活躍。延長前半3分にMF中山…
「ルヴァン杯・決勝、名古屋3(5PK4)3新潟」(2日、国立競技場)
雨中の国立決戦は、名古屋が新潟とのPK戦の死闘を制して3大会ぶり2度目のルヴァン杯優勝を果たした。元日本代表FW永井謙佑(35)が2ゴールの活躍。延長前半3分にMF中山克広(28)がゴール前のこぼれ球をねじ込んだ。初タイトルの夢へ、驚異的な粘りをみせる新潟に再び同点に追いつかれたが、PK戦で振り切った。長谷川健太監督は指揮官として14年G大阪(前身のナビスコ杯)、20年FC東京に続いて3クラブ目の優勝となった。
0-0の前半31分、新潟のビルドアップで、GK阿部の縦パスを狙っていた永井がゴール前でボールを奪うと、そのまま右足を振り抜きゴール左隅に決めて先制。さらに同42分には、ペナルティーエリア内でMF和泉のパスに反応し、再びゴール左下に流し込んだ。
後半26分に新潟のFW谷口のゴールで一点差に迫られると、大会史上最多となる6万2517人が駆けつけたスタジアムの雰囲気が一変。クラブ初タイトルがかかった新潟に押し込まれる展開が続いた。追加タイムの試合終了間際後半56分にはペナルティエリア内で、中山が新潟の小見を倒してしまい、VARの末にPKの判定に。これを決められ、土壇場で同点に追いつかれていた。
延長前半3分に中山のゴールで勝ち越した後は、同後半6分に再び小見の同点弾を許し、PK戦にもつれ込んだ。
PKは稲垣、ランゲラック、山中、ユンカー、山岸の5人が全員成功させた。